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    『エンドゲーム』

    作:サミュエル・ベケット

    訳:岡室美奈子 『新訳ベケット戯曲全集1』2018年刊行(白水社)

    演出:河井朗

    2024年7月19日(金)〜7月27日(土)

    会場:アトリエ春風舎

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  • サミュエル・ベケット

    Samuel Beckett(1906-1989)

    アイルランド出身の劇作家・小説家。1927年、ダブリンのトリニティ・カレッジを首席で卒業。28年にパリ高等師範学校に英語講師として赴任し、ジェイムズ・ジョイスと知り合う。ダブリンやロンドンでの生活を経て、37年の終わりにパリに正式に移住し、マルセル・デュシャンと出会う。ナチス占領下には、英国特殊作戦執行部の一員としてレジスタンス運動に参加。『モロイ』『マロウンは死ぬ』『名づけえぬもの』の小説三部作を手がけるかたわら、52年には『ゴドーを待ちながら』を刊行(53年に初演)。ヌーヴォー・ロマンの先駆者、アンチ・テアトルの旗手として活躍し、69年にノーベル文学賞を受賞。ポストモダンな孤独とブラックユーモアを追究しつづけ、70年代にはポール・オースターとも交流。晩年まで、ミニマル・ミュージックさながらの書法で、ラジオ・テレビドラマなど数多く執筆。

    岡室美奈子(おかむろ・みなこ)
    早稲田大学文学学術院教授、文学博士(ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン)。ベケットを中心に、現代演劇論とテレビドラマ論を専門とする。共編著に『ベケット大全』(白水社)、『サミュエル・ベケット!――これからの批評』『ベケットを見る八つの方法――批評のボーダレス』『六〇年代演劇再考』(ともに水声社)、『日本戯曲大事典』(白水社)、Samuel Beckett Today/ Aujourd'hui 19: Borderless Beckett/ Beckett sans frontiers, (Amsterdam: Rodopi)など。

  • 上演記録

    2024年7月19日(金)〜7月27日(土)

    会場:アトリエ春風舎

    演出:河井朗

    ドラマトゥルク:蒼乃まを

    出演:川本三吉、伊藤拓、瀧腰教寛、赤刎千久子

    音響・照明:櫻内憧海

    記録:manami tanaka

    企画・主催・製作:ルサンチカ

    協力:お布団、青年団、ホエイ、JAPANWing株式会社

    助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】

    【掲載情報・関連企画】

    ・2024年7月19日 

    ルサンチカ「エンドゲーム」開幕、河井朗「登場人物たちのギャップ(溝)を味わって」

    ・2024年10月30日

    TH叢書100号「いとしの人でなし〜影に潜むシミュラークルたち」劇評掲載